バイデン政権は、今年の大統領自由勲章受章者を発表しました。17名の受章者リストには、故アップルCEOで共同創業者のスティーブ・ジョブズ氏が含まれています。この勲章は、来週7月7日にジョブズ氏の死後授与されます。

ジョブズ氏には、世界のコミュニケーション方法を変えた功績、そして「コンピューター、音楽、映画、ワイヤレス業界を変革した」功績により、死後に大統領自由勲章が授与されます。バイデン大統領の発表では、以下のように説明されています。

スティーブ・ジョブズ（2011年没）は、Apple社の共同創業者、CEO、会長を務め、ピクサー社のCEO、そしてウォルト・ディズニー・カンパニーでも指導的役割を担いました。彼のビジョン、想像力、そして創造性は、世界のコミュニケーション方法を変え続け、コンピューター、音楽、映画、そしてワイヤレス業界に変革をもたらす数々の発明を生み出しました。

大統領自由勲章は、アメリカ合衆国における「文民最高位の栄誉」です。この勲章は、「アメリカ合衆国の繁栄、価値観、安全保障、世界平和、あるいはその他重要な社会的、公的、私的な活動に模範的な貢献をした」人物に授与されます。

ジョブズは膵臓がんとの闘病の末、2011年10月5日に亡くなりました。死後に自由勲章が授与されるのは稀ですが、全く例がないわけではありません。今年は、ジョン・マケインとリチャード・トゥルムカも死後に受賞しています。

バイデン大統領は長年、アメリカは「可能性」という一言で定義できると述べてきました。この17人のアメリカ人は、可能性の力を示し、この国の魂である勤勉さ、忍耐力、そして信念を体現しています。彼らは大きな障害を乗り越え、芸術と科学の分野で素晴らしい業績を成し遂げ、最も弱い立場にある人々のために人生を捧げ、勇気をもって地域社会、そして世界中で変化をもたらし、未来の世代のために道を切り開いてきました。

授賞式は7月7日にホワイトハウスで行われます。発表では、スティーブ・ジョブズ氏の代理として誰が出席するかは明らかにされていません。おそらく、スティーブ・ジョブズの未亡人であるローレン・パウエル＝ジョブズ氏が出席すると思われます。

大統領自由勲章受賞者の全リストはホワイトハウスのウェブサイトでご覧いただけます。

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