iPadとMacを別々のプラットフォームとしてどう位置づけるか、その将来について議論が続いています。Macworld の新しいコラムで、ジェイソン・スネル氏は両プラットフォームの現状を的確に解説し、iPadとMacは「衝突の道を辿っており、何かを変える必要がある」と述べています。

「AppleのPCとタブレットは衝突の道を辿っており、何かを変える必要がある」

スネル氏は、AppleがiPadを徐々にMacに近づけることに注力してきたものの、「約束の地」に到達するには至っていないと説明する。その一方で、Macは「iPadの多くの機能を継承できていない」。製品ラインを分離したままにしておくことは、「両製品の将来に悪影響を及ぼし始めている」と彼は指摘する。

解決策は？彼はこう書いている。

壁が崩れ落ちたらどうなるのか見てみたい。今のiPad ProはMacBook Airと同じチップを搭載している。iPadを再起動するだけでmacOSが起動したり、仮想マシン内でmacOSを動作させたりできたら、そんなに画期的なことだろうか？

同様に、もしMacがタッチスクリーンとApple Pencilに対応し、従来のノートパソコンとは異なる形状だったらどうなるでしょうか？MacがiPadOSの優れた人間工学に基づいた柔軟性を提供し始めたらどうなるでしょうか？MacBookのキーボードを取り外し、実質的にiPadOSと同じタッチベースのモードに切り替えられるようになったらどうなるでしょうか？

macOSとiPadOSを統合する必要があると言っているわけではありません。ただ、iPad ProがMacに、MacBookがiPad Proに近づけば、ユーザーにとってより良いサービスになるのではないかと考え始めています。（もちろん、このシナリオでは、macOSを搭載した従来型のノートパソコンや、iPadOSを搭載した低価格帯のiPadも存在するでしょう。）

スネル氏がこのコラムで示唆していることに、私は全く同感です。Apple SiliconのおかげでMacがかつてないほど進化し、iPad Proがいわゆる「約束の地」に足を踏み入れる寸前で揺れ動いている今、壁が崩れ去る時が来ているのです。

「MacとiPadがお互いの長所を生かせない限り、どちらも最高のバージョンにはならないのではないかと心配しています」とスネル氏は言う。

コラム全文はMacworldサイトでご覧いただけますので、ぜひお読みください。Relay FMのUpgradeポッドキャストの最新エピソードでは、ジェイソンがこのコラムについてより詳しく語っているのを聞くことができます。

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