AppleのiPhoneが今朝中国で発売されたが、この米国での人気製品の導入にはちょっとした問題があった。現地の法律が最近改正され、この規格のサポートを組み込むことが許可されたにもかかわらず、市場に投入された最初のモデルにはWi-Fiが搭載されていなかったのだ。

通信事業者の中国聯通（チャイナ・ユニコム）は、iPhone 500万台を15億ドルで購入する契約を結んだと報じられている。Wi-Fiの禁止は北京中央政府によって実施されたが、5月にiPhoneの製造が開始されたことで解除された。

基準を満たしていないと、一部の中国人消費者は基準以下の製品を売られていると感じ、販売に影響を及ぼす可能性がある。

聯通の広報担当者イー・ディフェイ氏は、同社は次の携帯電話シリーズにWiFiを搭載したいと述べ、「アップル社と協議中で、問題は今年末までに解決されるものと期待している」と語った。

聯通のハイエンドモデルである32GBのiPhone 3GSの価格は、4,999元（730ドル）から6,999元（1,025ドル）となっている。これは中国におけるAppleにとって新たな課題となる。中国の路上市場では、SIMロック解除済みのグレーインポートiPhone（Wi-Fi搭載）が約5,700元（835ドル）も販売されているのだ。

SIMロック解除済みのiPhoneが利用可能であることと、WiFiが利用できないことが、この新しい分野でのAppleの成功に影響を及ぼす可能性がある。
 

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