
Appleは米国でApple Musicの個人向けサブスクリプションを月額9.99ドル、ファミリー向けサブスクリプションを月額14.99ドルと発表しましたが、英国および欧州のサイトでは今のところ価格について言及されていません。しかし、最新のiOS 8.4ベータ版では、欧州での価格がポンドとユーロでドル建てとなり、個人向けサブスクリプションの料金は英国では月額9.99ポンド、ユーロ圏では月額9.99ユーロとなることが確認されたようです。
ヨーロッパの顧客に課されるプレミアムは、聞こえるほど悪くはありません 。米国の価格設定には州によって異なる売上税は含まれていませんが、英国とユーロ圏の価格設定にはVATが含まれています。これは各大陸の通常の慣行に沿ったもので、米国の価格設定は通常税抜で、欧州の消費者向け価格設定は通常VATが含まれています。しかしながら、英国の価格設定には依然としてかなりのプレミアムが残っています…
米国内では、Appleは顧客の登録住所に対して適切な売上税を請求します。これは通常、州税と地方税を組み合わせたものです。売上税の合計は0%未満から10%近くまでの範囲で変動するため、ほとんどの米国市民が実際に支払う価格は、表示されている価格よりもわずかに低くなります。
一方、ヨーロッパでは、VAT(付加価値税)はルクセンブルクの17%からハンガリーの27%まで幅があり、実質コストは見た目よりも低くなります。Appleがユーロ圏全体で9.99ユーロの価格設定を適用し、米国と同様に税引き前価格を表示すると、ヨーロッパのいくつかの国における個別のサブスクリプションのコストは以下のようになります。
- ルクセンブルク:8.54ユーロ(9.61ドル)
- 英国:8.32ポンド(13.10ドル)
- ドイツ:8.39ユーロ(9.45ドル)
- ハンガリー:7.87ユーロ(8.86ドル)
つまり、ヨーロッパのほとんどの顧客にとって、サービスを割高にしているのはAppleの価格設定ではなく、VAT(付加価値税)なのです。例外は英国(たまたま私が住んでいる)で、VAT抜きでもかなり不当な扱いを受けています。おそらく、Appleの「簡潔さ」へのこだわりが、通貨に関わらずヨーロッパ全域で一律9.99ドルという価格設定を要求しているのでしょう。
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