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フロッグデザインはウェアラブルなポストスマートフォンの世界を想像する
2013年6月28日午前5時17分(太平洋標準時)
2010年にスティーブ・ジョブズが予言したポストPC時代の現実に私たちが慣れつつあるのと同時に、アップル社などを顧客に持つ技術デザインコンサルタント会社は、ポストスマートフォン時代に移行するのもそう遠くないと予測している。
Frog Designの最高クリエイティブ責任者、マーク・ロルストン氏は、ウェアラブルコンピューティングとユビキタスコンピューティング(コンピューティングインターフェースがポケットに入れて持ち運ぶものではなく、私たちの周りのあらゆる場所に埋め込まれるという考え方)の到来は、私たちが今していることを止めてスマートフォンを取り出すといった古臭いことをしなければならない時代を超越することを意味すると述べています。 彼はTechnology Review ( BGR経由)に寄稿し、次のように主張しています。
これらの新しい形態のパーソナルコンピューティングは、ユーザーインターフェースを根本的に小型化し、より自然な行動に統合するため、オブジェクトをタップしたり、話しかけたりするといった、より繊細な手段で起動できるようになります。あるいは、デバイスが自らオブジェクトを認識し、それに応じて反応することも可能になるでしょう。
デザイナーにとっての課題は、メッセージの読み取り、支払い、アラートの配信、場所の検索といった基本的なタスクを、キーボードや高解像度画面、そして私たちがこれまで慣れ親しんできたユーザーインターフェースの機能を使わずに実行する方法を見つけることです。そのために、彼らはタスクを本質にまで簡素化し、新しいインタラクションスタイルを生み出しています。例えば、タップと発声を同時に行うことで機能を実行したり、近距離で「手を振る」といった自然なジェスチャーで機能を実行したりといったことが考えられます。
その結果、コンピューターへのアクセスがより身近になり、同時に、日常生活の中で作業を中断してコンピューター端末を操作しなければならない瞬間が減る世界が実現するはずです。つまり、私たちはコンピューターをコンピューティングから排除したいと考えています。
もちろん、これは新しいアイデアではなく、また一夜にして実現する可能性も低いものですが、ウェアラブル コンピューティングが今月の流行となっていることから、このビジョンは、ほんの数年前に考えられていたよりも少し近づいているかもしれません。