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アップルの上級副社長フィル・シラー氏が、昨年のモバイルマルウェアの99%がAndroidに存在したという報告書を発表
2014年1月21日午前10時49分(太平洋標準時)

Appleのマーケティング担当シニアバイスプレジデント、フィル・シラー氏は以前と同様に、自身のTwitterアカウントで、iOSと比較してAndroidのセキュリティ脅威がはるかに多いことを指摘する新たなレポートを共有しました。シラー氏は、過去1年間のモバイルマルウェアの傾向をまとめたシスコの2014年年次セキュリティレポートへのリンクを掲載しました。このレポートでは、Androidにおけるマルウェアの増加が重要なポイントの一つとして取り上げられています。
2013年に発生したモバイルマルウェアの99%はAndroidデバイスを標的としていました。しかし、すべてのモバイルマルウェアが特定のデバイスを標的としているわけではありません。多くのマルウェアは、フィッシング、ライクジャッキング、その他のソーシャルエンジニアリングの手口、あるいは想定外のウェブサイトへの強制的なリダイレクトといった手口を伴います。Cisco TRAC/SIOによるユーザーエージェントの分析によると、Androidユーザーは、あらゆる形態のWeb配信型マルウェアへの遭遇率が71%と最も高いことが明らかになりました。
報告書によると、前述のAndroidにおけるウェブ経由マルウェアの遭遇率は71%であるのに対し、iPhoneユーザーではわずか14%にとどまっている。昨年のモバイルマルウェアの99%がAndroidを標的としていたという報告書の調査結果は、シラー氏が発表した前回の報告書と比較してAndroidのマルウェア発生率が増加していることを示す。昨年3月、シラー氏はセキュリティ企業F-Secureの報告書で、2012年のモバイルマルウェア発生率の約79%がAndroidで、iOSはわずか0.7%だったと推定されている。拡大拡大閉じる