バークシャー・ハサウェイは3四半期連続でアップル株の保有を減らしており、ウォーレン・バフェット氏は保有株の約4分の1を売却した。9月末時点で、バークシャーが保有するアップル株は約699億ドルで、前四半期末の約842億ドルから減少している。

バフェット氏の会社は、2024年を通じてアップルをはじめとする企業の株式保有を着実に削減してきた。同社は2024年第1四半期にアップル株の13％を売却し、第2四半期には約50％を売却した。今回の約25％の売却により、同社のアップル株保有数は第2四半期末の4億株から約3億株に減少したことになる。

2023年末時点で、ハサウェイは約9億500万株のアップル株を保有しており、これは保有株数がかつての約3分の1に相当することを意味します。11月1日の市場引け時点で、この9億500万株のアップル株の価値は約2017億ドルとなります。

一方、バークシャー・ハサウェイは過去最高の現金を蓄積している最中です。第2四半期末の現金残高は約2,770億ドルでしたが、現在は約3,250億ドルに達しています。

ウォーレン・バフェット氏は以前、「資本配分を大きく変えるような劇的な出来事が起こらない限り、アップルは引き続き最大の保有銘柄であり続けるだろう」と述べていた。また、第1四半期にはアップル株の売却は主に税金対策のためだと述べていたが、売却が続いていることから、その考えは異なるようだ。

アップルの株価は現在、ほぼ史上最高値にあるため、売却は同社によるリスク軽減策にすぎない可能性がある。

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