

- AAPL社
- iPad
- アップルニュース
- マイクロソフト
- インテル
iPadのARMプロセッサに対するIntelの回答は、電力管理ソフトウェアのせいで遅れている
2012年10月1日午前11時12分(太平洋標準時)
ブルームバーグが匿名の内部情報筋を引用して報じた新たな記事によると、Windows 8 ベースのタブレットでバッテリー寿命を維持しながら iPad の ARM プロセッサに匹敵する性能を持つ「Clover Trail」というコードネームの新しいプロセッサ向けのインテルのソフトウェアが遅れているという。
ブルームバーグによると:
事情に詳しい人物によると、インテル社(INTC)がコンピューターのバッテリー寿命を節約するソフトウエアの提供を遅らせているため、マイクロソフト社(MSFT)のウィンドウズ・オペレーティング・システムの最新バージョンを搭載した一部のタブレットの開発が滞っているという。
関係者によると、このプロセスは非公開であるため匿名を条件に、マイクロソフトはインテルのプロセッサー(コード名:クローバー・トレイル)を搭載したタブレットをまだ承認していない。これは、インテルが必要な電力管理ソフトを開発していないためだという。
インテルのポール・オッテリーニ最高経営責任者(CEO)が台湾の従業員に対し、Windows 8には改善が必要だと発言したことを受けての今回の延期は、30年にわたりパソコン業界を席巻してきたWintelアライアンスが、アップル(AAPL)のiPadの脅威への対応に苦戦していることを浮き彫りにしている。モバイル機器、軽快なアプリケーション、そして洗練されたデザインに群がるユーザーを獲得することで、PC購入の低迷を補うチャンスが危うくなっているのだ。
ソフトウェア開発の遅れにより、ホリデーシーズンに向けてタブレットを準備する時間が減るため、メーカーにとって制約となるのは明らかだ。したがって、タブレットの市場シェア70%を占めるAppleのシェアを奪うチャンスも減ることになる。
「これはマイクロソフトとインテルにとって悪いニュースだ。どちらにとっても最良の結果をもたらさず、ウィンドウズ8のイメージも損なわれるだろう」とディレクションズのアナリスト、ウェス・ミラー氏はブルームバーグに語った。
ミラー氏はさらに、Windows の Clover Trail ベースのタブレットは Apple の ARM ベースの iPad と直接競合するだろうと指摘した。
完全なレポートはBloombergでご覧ください。
拡大
拡大
閉じる