デラウェア州の連邦陪審がAppleのデバイスが3G無線通信関連の特許を侵害していると認定したことを受け、スペイン企業TOT Power Controlは1億1,070万ドルの損害賠償を命じられました。詳細は以下のとおりです。

TOT Power Control は、3G システムにおける無線信号干渉と電力消費を管理し、ネットワーク効率とバッテリ寿命を向上させるテクノロジのライセンスを提供します。

同社によれば、特許取得済みのアルゴリズムは信号と干渉の比率に応じて電力の使用方法を調整し、iPhone、iPad、Apple Watchに使用されている無線チップはライセンスなしで同社の技術に依存しているという。

アップルは陪審員を説得して問題となっている2つの特許を無効にさせることができなかった。

6月30日に下され本日公表された判決において、陪審員は全員一致で、Appleは米国特許番号7,532,865を侵害したが、米国特許番号7,496,376については侵害していないと判断した。

陪審員はまた、TOT Power Controlの特許を無効化するというAppleの申し立てを全会一致で棄却した。これは特許訴訟において被告側が頻繁に主張する手段である。Appleは過去にも同様の紛争で特許を無効化することに成功したことがある。

陪審員によれば、Appleは「一括払い」と呼ばれる一回の支払いではなく、侵害機器1台につき25セントの「継続的なロイヤルティ」を支払わなければならない。これは合計で1億1073万4008ドルとなる。

アップルはロイター通信への声明で、この判決に失望しており控訴する予定だと述べた。

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