Apple Watchの心電図機能が人々の命を救ったという話はこれまでにも何度か耳にしてきました。そして今回、ワシントン州に住むApple Watchユーザーが、心房細動の再発をApple Watchが警告してくれたと語っています。

地元ニュース局KIROによると、パシフィック・メディカル・センターの心臓専門医フィル・マッシー博士のところに、Apple Watchが不整脈の兆候を示したため入院した患者がいたという。

患者は過去に心房細動の治療を受けていましたが、心房細動は断続的に発生することがあります。マッシー氏によると、患者は血液凝固抑制剤の服用を中断しており、Apple Watchからの通知を受けるまで心房細動が再発していることに気づいていなかったとのことです。

「彼は抗凝血剤を中止していたのですが、再発に気づいていなかったんです」とマッシー医師は言いました。「心房細動は断続的に起こることがあるので、診察室に来た時は正常なリズムでした。ところが、彼は腕時計のトラッキングデータを見せてくれて、再発していることを私に示してくれました。その後、脳卒中を予防するために抗凝血剤を処方してもらいました。これは大きな出来事でした」

一方、パシフィック・メディカル・センターの心臓病看護師は、今回のケースまではApple Watchの心電図測定が役に立つかどうか「非常に懐疑的だった」と付け加えた。

「私は毎日一日中心電図を読んでいるので、これが患者さんに明確な記録を提供できるのか、本当に疑っていました。」しかし、彼女は今では信じています。

マッシー医師は、今後、診療所の外でどのような心拍リズムの問​​題が検出できるようになるのか、非常に楽しみだと述べている。「将来的には、他の心拍リズムの問​​題も診療所の外で検出できるようになることを期待しています」と彼は述べた。「それは本当に素晴らしいことです。」

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