マルチ通貨対応暗号資産ウォレットアプリ「Lumi」の新機能により、Apple Payでビットコインを購入できるようになりました。また、Ethereum経由では、ETH、BCH、Tether、USDT、Binance、USD、Celsius、Dai、EOS、そして1,200種類以上のERC-20トークンも購入できます。

Apple Pay を使用すると、本人確認を省略できるため、購入プロセスも簡素化されます。

マネーロンダリング防止法では、銀行やその他の金融機関に、KYC（顧客確認）と呼ばれる認証を実施することを義務付けています。

金融サービスにおける顧客確認（KYC）ガイドラインでは、専門家に対し、取引関係の維持に伴う身元、適格性、およびリスクを確認する努力を義務付けています。これらの手続きは、銀行のマネーロンダリング対策（AML）ポリシーのより広範な範囲に該当します。KYCプロセスは、あらゆる規模の企業で、顧客、代理店、コンサルタント、販売業者が贈収賄防止法を遵守し、実際に本人であることを確認する目的で採用されています。

Lumiは、Appleとその提携銀行がすでにこれらのチェックを完了しているため、Apple Payユーザーは自社のアプリで再認証を受ける必要はないと説明している。

2020年12月11日、アプリの最新バージョンがリリースされた後、Lumi WalletのiOSユーザーはApple Payを使って暗号資産を購入するための新しいオプションを選択できるようになります。この決済方法では、既にApple Payウォレットのアカウントをお持ちのユーザーはKYC認証を要求されないため、購入プロセスが簡素化されます。

しかし、マネーロンダリング防止規制により、依然としていくつかの制限が課せられています。

米国市民の場合、1日および1週間の限度額は500ドル、年間限度額は5,000ドルです。米国市民以外の場合、1日および1週間の限度額は1,000ドル、年間限度額は7,500ドルです。

同社によれば、Apple Payのサポートは、仮想通貨初心者と経験豊富なユーザーの両方に応えることを目的としたアプリの使いやすさを最大限に高めるためのステップの1つだという。

私たちのチームは、アプリを可能な限りユーザーフレンドリーに開発することに尽力しています。すべての人に共通する普遍的なソリューションは存在しないため、ユーザーが必要な機能を選択できるようなウォレットインターフェースの構築を目指しています。暗号資産購入のための代替決済方法としてApple Payを追加することは、その取り組みの一つです。

本日より米国を含む60カ国以上でサポートが開始されます。その他の開始国には、カナダ、ドイツ、フランス、英国、オーストラリア、シンガポール、ブラジル、サウジアラビア、アラブ首長国連邦が含まれます。

Lumi WalletはApp Storeから無料でダウンロードできます。Apple Payでビットコインを購入できるのは便利ですが、多くのプロの投資家はビットコインや他の仮想通貨の価値を裏付ける根拠のない、大きな賭けだと考えていることを覚えておいてください。

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