iPhone 13の発売から9週間が経過した現在も、昨年のiPhone 12よりも入手困難な状況が続いていると、JPモルガンの最新レポートが報じています。レポートによると、米国におけるiPhone 13 miniの配送予定日は最大8日、iPhone 13は最大10日かかる見込みです。iPhone 13 Proまたは13 Pro Maxを希望するユーザーは、約1か月、最大26日間待たなければなりません。

JPモルガンの主任アナリスト、サミク・チャタジー氏がAppleInsiderに語ったところによると、米国は世界のiPhone出荷の約35%を占めています。レポートによると、「配達予定日はiPhone 13が11日、13 Proと13 Pro Maxが28日で横ばいでした。iPhone 13 miniのリードタイムは11日から10日に短縮されました。」

チャタジー氏によると、中国、ドイツ、イギリスでも新型iPhoneのラインナップ全体で販売が落ち着いたという。彼は次のように書いている。

「供給の改善に伴いリードタイムが緩和されているにもかかわらず、米国では安定しており、堅調な需要動向を示しています。また、地域別では中国が最も高い水準を維持しており、予想をはるかに上回る需要を示しています。これは、投資家がiPhone 12シリーズよりも販売量サイクルが緩やかになると予想していることに比べ、世界全体でiPhone 13シリーズへの関心/需要が高まる前兆です。」

Appleは半導体不足に関して最も準備ができている企業ではあるが、この不足はiPhoneをより早く提供するというAppleの能力にも影響を与えていることに留意する必要がある。

例えば、10月に同社は2021年第4四半期の決算を発表しました。iPhoneの売上高は前年同期比47%増加したものの、アナリストの予想である848億5000万ドル以上の売上高には届かず、売上高は647億ドルにとどまりました。

当時、Apple CEO のティム・クック氏はこう語った。

「今年、私たちはM1搭載MacからiPhone 13シリーズまで、これまでで最もパワフルな製品を発表しました。これらの製品はパフォーマンスの新たな基準を確立し、お客様が新しい方法で創造し、つながることを可能にします」と、AppleのCEO、ティム・クックは述べています。「私たちは、私たちが作るすべてのものに私たちの価値観を注ぎ込み、サプライチェーン全体と製品ライフサイクル全体にわたってカーボンニュートラルを実現するという2030年目標にさらに近づき、より公平な未来を築くという私たちの使命を常に前進させています。」 

それだけでなく、  Digitimesの有料 記事によると、iPhone 13の供給は今四半期から次の四半期にかけて引き続き逼迫するとのことです。しかしながら、トンネルの出口には光が見えています。

サプライチェーン筋によると、iPhone 13シリーズ向けに10月初旬に発生したIC部品の不足は、サプライヤーが生産を増やしているため徐々に緩和しており、組み立て業者は端末需要を満たすために来年2月まで生産を強化する予定だという。

とはいえ、iPhone 13の供給は2022年2月まで需要に追いつかないと予想されています。

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