Curbed Los Angelesの新しいレポートによると、ロサンゼルスのダウンタウンにある放置されたタワーシアターを改修するという Apple の計画は長らく噂されていたが、市の建築安全局に提出された作業許可によって確認されたという。

ロサンゼルスのダウンタウンにApple Storeがオープンするという噂は2015年から流れているものの、具体的な証拠はほとんど示されていません。2016年の報道、そして2017年にはApple Storeが「決定済み」と報じられたことで、憶測は勢いを増しました。6月には、ブリガム・イェン氏が、現在劇場に入居しているテナントに対し、退去通知が届いたと報じました。

タワー・シアターは、初期の優れた技術力で知られています。1927年に建設されたこの劇場は、ロサンゼルスで初めて音響設備を導入した劇場であると同時に、近代的な空調設備を備えた最初の劇場でもありました。しばらく放置された後、建物は荒廃しましたが、当時の時計塔や壮麗な内装のモールディングなど、多くの印象的な建築ディテールが今も残っています。

Appleは建築物の保存において長い歴史を持っています。Apple Storeの設立以来ほぼ一貫して、同社は世界中の重要な文化的ランドマークの丁寧な修復を最優先に取り組んできました。Appleは現在、ワシントンD.C.の旧カーネギー図書館の修復作業を進めており、今年初めにはウィーンの店舗を改装した場所に新しい店舗をオープンしました。本日の報道によると、Appleの許可には、劇場の既存のギャラリー中二階の撤去と交換をはじめとする改修が具体的に求められています。また、自主的な耐震補強工事も計画されています。

ロサンゼルスにある既存の Apple ストア。

ロサンゼルスのブロードウェイ劇場街は、ここ数年、大規模な再開発計画の焦点となっており、高級小売店が集まるホットスポットになりつつあります。Appleは既にロサンゼルスでThe Grove、Century City、Beverly Centerといった複数の直営店を展開していますが、いずれも歴史ある高密度な市内中心部から外れたショッピングモール内に位置しています。ダウンタウンの中心部に新店舗をオープンすることは、地域イベントの促進という同社の目標と合致するでしょう。歴史ある劇場跡地に建設されるこの店舗は、Appleの今後のオリジナルコンテンツ展開を促進するための絶好の足掛かりとなる可能性を秘めています。

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写真はFlickrより。 

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