
Appleは第3四半期の電話会議を来週火曜日の午後2時(太平洋標準時)/午後5時(東部標準時)に開催する予定で、評論家、アナリスト、そしてウォッチャーたちは主要なビジネス指標の予測に躍起になっている。大手メディアはしばしばAppleをウォール街の寵児と称しており、今回は同社の今後の決算が減速の兆候を窺い知ることになるだろう 。USA Todayは「Appleの売上高は、ここ数ヶ月の経済を襲った低迷の程度を測るリトマス試験紙となる可能性がある」と報じ、 「Apple製品への需要が減退すれば、景気後退は単なる低迷ではなく、ハードランディングを意味する可能性がある」と推測している。
同紙は、モーニングスターのアナリスト、ジョセフ・ボーリュー氏の言葉を引用し、アップルは「新製品を導入しなくても、今後5年間で平均20%の売上高成長率を達成できる」と予測している。アップルがアメリカで最も急成長している企業、そして最も優れた小売業者と呼ばれるのも当然だろう。景気への懸念にもかかわらず、スティーブ・ジョブズ率いるiPhoneメーカーは、これまで論理を覆すような素晴らしい業績を次々と達成してきた。金融界がアップルの4-6月期について予測している内容は以下の通りだ。
表はAAPLInvestors.netより提供
フォーチュン誌が最近行ったアナリスト39人によると、AppleがiPadの四半期販売台数を報告すると予測されており、その台数は600万台から950万台に及ぶ。同様に、同誌はAppleが4-6月期にiPhoneを1690万台報告すると予想しており、これはホリデーシーズンの四半期に出荷された1620万台をわずかに上回る。さらに、AAPLInvestors.netのテリー・グレゴリー氏は、Appleの株価の前年比増加率を強調した便利な表(上記参照)を作成した。2008年の市場暴落に関連した不具合を除けば、Appleの株価は2006年初頭から上昇傾向にあり、毎年約100ドルの上昇となっているとフォーチュンのフィリップ・エルマー・デウィット氏は指摘した。また、懸念にもかかわらず、Apple株にはまだ「燃料タンクにはガソリンがある」とJPモルガンのマーク・モスコウィッツ氏は述べている。しかし、これらの楽観的な予測はAppleの3月四半期と比べてどうなっているのだろうか。
iPhoneの販売台数の推移(Fortune誌提供)
3月26日終了の四半期で、AppleはiPhone 1,865万台、iPad 469万台、Mac 367万台を販売し、売上高246億7,000万ドルに対して純利益は59億9,000万ドルだったと報告した。前年同期と比較すると利益は驚異的な95%増で、Macの売上は28%増、iPhoneは113%増だった。唯一の例外はタブレットで、iPad 2の製品移行と東日本大震災による部品調達の困難により17%減少した。それに加えて、Appleはついにアジアやその他の市場の成長経済に参入しつつあるようだ。Appleは中国で力強い成長を報告し、アジア太平洋地域では四半期売上高が151%増の47億ドル、欧州では49%増の60億ドルとなった。
iPadの販売台数の推移(Fortune誌提供)
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