InstagramやYouTubeなどのアプリがTikTok風の縦長のショート動画フィードを模倣しているのを目にしてきましたが、Spotifyもこの流れに加わりました。Spotifyはモバイルアプリで新機能をテストしており、ユーザーはスクロールしながら好きな動画を見つけられる、縦長のミュージックビデオフィードを追加しています。

この機能は、クリス・メッシーナ氏（TechCrunch経由）が、TestFlightで公開されているiOS版Spotifyのベータ版で初めて発見しました。アプリのタブバーに新しく追加されたアイコンをクリックすると、縦向きの動画再生画面に切り替わり、上下にスワイプすることで短い動画クリップを視聴できます。

スクロール機能に加えて、「いいね！」ボタンと、その曲の情報を確認するためのボタンも用意されています。メッシーナ氏は、Spotifyがアーティストが楽曲のショートビデオを作成できる「Canvas」という既存の機能も活用するだろうと考えています。しかし、この機能は必ずしも好評ではないようです。

2019年に広く導入されたCanvasは、アーティストがSpotifyアプリで配信する楽曲に合わせて動画を作成できる機能です。この機能に対するユーザーからの評価は賛否両論で、音楽を聴く際に静止画のアルバムアートだけを見たい、動画とループする画像が邪魔だと感じるといった意見もありました。一方で、気に入ったという意見もありました。

Spotifyはミュージックビデオの縦型フィードに関する詳細を明らかにすることを拒否したが、同社は声明の中で「縦型ビデオフィードのアイデアを検討している」と認めた。ただし、これはこの機能がすべての人に提供されることを意味するものではない。

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