ゴールドマン・サックスは今週、Apple Cardへの投資に関する初期段階の詳細を明らかにした。規制当局への提出書類によると、同行はこれまでにApple Cardの顧客に100億ドルの信用枠を設定している。

提出書類によると、100億ドルの信用枠のうち、顧客の9月末の融資残高は合計7億3,600万ドルでした。Apple Cardの導入に伴う影響を相殺するため、ゴールドマンは無担保個人ローン事業を停止しました。

ゴールドマン・サックスにとって、Apple Cardは消費者金融への取り組み強化の一環です。同行は伝統的に大企業や投資家との取引を行ってきましたが、近年その収益性が低下してきたため、消費者金融への取り組みを拡大しています。ブルームバーグは以下のように説明しています。

このクレジットカードは、ゴールドマンが1世紀以上にわたり大企業や大口投資家を顧客としてきた後、一般消費者に目を向けるという最近の試みの一環だ。この事業のパートナーであるアップルは、ゴールドマンの役割を最小限に抑えようとしている。

ブルームバーグはまた、「ほとんどの銀行は個々のカードの業績を公表していない」ため、ゴールドマンのデータを他のカードと比較するのは難しいと指摘している。

先月、ゴールドマン・サックスのCEO、デビッド・ソロモン氏は、Apple Cardは「史上最も成功したクレジットカードの登場」だと自画自賛しました。今月提出された規制当局への提出書類により、Apple Cardのこれまでの利用状況に関する実際のデータが初めて明らかになりました。

今週行われたAppleの決算発表で、ティム・クックCEOはソロモン氏の主張を裏付け、Apple Cardは「米国でこれまでに発売されたクレジットカードの中で最も成功したもの」だと述べた。また、Apple Cardで今年後半にiPhone購入時に0%金利のローンを提供する予定であることも発表した。

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